激辛らーめんを夫と。

家に帰ってきた夫が…
「早くあの美味しさを共有したい！」
「早くこの美味しさ話したいから、今、食べに行って来てよ〜。」
せっかちな夫が、興奮気味で言う。

いつの間にか、近所にできていたお店。
味噌らーめん専門店『麺場　龍吟』さん

そのメニューは、
激辛の山椒味噌らーめん。

お昼の12時。
「行くぞ！」と予告なしに急に誘われる。
そんな予感はしてた。笑
1人でも行こうと思ってはいたけれど。

「明日、一緒に行こうねー！」「うん！♡」
っていうタイプの夫婦では、ないのですよね。
当然のように今、行くことが決定している。笑
まぁ、夫らしいけれど。

そんなに美味しいのかぁ♡
ワクワク♡

そして頂いたら…なんと！
一口目で、すでに山椒のピリピリが凄い！

けれど、その山椒の風味、そして、スープの強い酸味と味噌のコクのコラボが絶妙で、とんでもなく美味しい〜♡

強い酸味が好みの夫がハマった理由がわかりました。

トムヤムクン好きな人&激辛マニアは、絶対好き！

定期的に、あ〜♡食べたくなっちゃったな！
のリスト入り♡

昔から、激辛ラーメンで有名な「蒙古タンメン中本」の北極ラーメンを、汗をあまり流さずに食べちゃう私で…

隣で、坊主頭に汗がキラキラするほど、頭全体に汗だくの夫。

それを一瞬見た時に…

「男性は、涙を流さない分、汗を流して代謝を促すらしいよ。」

そんな話を聞いたことを思い出し…

「男は泣くな。」と教わったであろう世代で、家族に弱音や辛いところを見せない夫。

でも、きっと…男性という立場も社会では少なからず、いや時として、強く…揉まれることや、馬鹿にされること、蔑まれること、上から目線で勝負を挑まれたり、体裁を気にしたり、去勢を張らなければならなかったり、心身でぶつかる出来事に巻き込まれたり、縦社会の洗礼を受けたり…

男性も、沢山のことをエネルギーで感じ取って社会で生きているわけで。

そんなことを家族には見せず、いつも家族を笑わせてくれて、水面下では必死に家族を守ろうという志の強さをいつも感じる。

会社を立ち上げ、軌道に乗るまではと、死に物狂いで頑張ってたあの時期の夫の顔を想い出す。

最近は、笑い話にも、夫の本音が軽やかに混ざるようになり、そんな本音の話が夫婦でできることも、嬉しく感じていた。

その汗に全部、歯を食い縛って生きてきた泥臭い男らしさが、滲み出ているような気がして…（もともとターザン的ないい意味で泥臭い男性が好み）

「拭けば？」とハンドタオルを差し出すことさえ躊躇するほどの汗…

その汗のキラキラを今、思い出していたら…

散々喧嘩して、
離婚の危機も何度もあって、
冷戦状態という時期も経て…

「この酸味って何使ってるんだろうね？」
「アーモンドのコクは感じるけれど…」

そんな何気ない会話を思い出し…

今、幸せでしかないことに…
これ書いてて、泣けて来た…

何度も繰り返す体調不良で、家族に心配をかけまくり、家族を不幸にしていると追い詰めながら、そんな自分が惨めで情けなくて…

長い暗闇の迷路のようなトンネルに彷徨っていた3年前の私。

なんとかしたくて、幼馴染を頼り、その後、シータヒーリングという手法と、今でも敬愛するそのサロンの師匠と呼ぶヒーラーさんや、沢山の大好きなお仲間の方々とのご縁がまた増えて…

自分の内側にあるものと、家族について、とことんストイックに向き合い続けてきた私。

がむしゃらにやり過ぎて、体のバランス崩したり、

ストイック過ぎて、変な無限ループに入って…どう足掻いても抜け出せない…「ぎゃー！助けてー！」と師匠を頼ったり、

恐れていた真実を見る準備ができたから見たのに、やっぱり辛くて、その後、やさぐれまくったり…苦笑

極端に、前後左右に、色んな意味でフリ切っちゃう性格の私が、本当によく頑張ったなぁ…ここまで、ほんとよく来たなぁ…

そうやって、苦手だった
『自分を認める。褒めちぎる。』をしてみると…

「あ、夫がいつもパートナーとして、いてくれたから頑張れたんだ。」

そんな気づきが起き、また感動…涙

いつも本当に…
ありがとう。

素直に言葉に出して照れ臭いことを、なかなか言えない夫婦同士。
LINEでは、なんとか伝え合い、毎日のハグでの愛情表現。

他のご夫婦と比べると…

いつも一緒に行動することは、他のご夫婦と比べると多くはない。
共に1人の時間や行動の自由を、それぞれお互いに尊重するスタイル。

逆に、一人の時間がないと苦しくなる。
アンテナの感度が鋭く、あらゆる情報を瞬時にキャッチすることが当たり前の世界にいるのと、敏感な性質なども、関係しているのだろう。

だから、お互い同じ家にいても、違う部屋でそれぞれの時間を過ごすことも、他のご夫婦と比べると遥かに多いようだ。

人に言う度に驚かれるので気がついたが、私達はどうやら、かなり変わってる感覚同士の夫婦のようだけれど、それでいい。

ある時期、家族のことで方向性に迷いが生じ、算命学の先生のセッションを受けた時のこと。嘘をつけない、真っ直ぐで高潔で、芯の強さが滲み出ている、エネルギーが素敵な先生だ。

『恵子さん夫婦はそれでいい。2人は、それでバランスが取れているのだから。』
『恵子さん、本当に変わりまくっているから、それを極めちゃっていい！突き抜けて！』

そう言われて心底ホッとして…普通にならなきゃと幼少期から必死だった自分を思い出し…帰りの車内で号泣したことを思い出した。

『私が私でいいんだ…』『私達夫婦は、この形でいいんんだ…』
そう初めて、第三者に認めてもらった経験がどんなに救いになったか…

「普通」なんてきっと無いのだ。

比較も、誰かと比べて、自分を蔑んだり、ジャッジメントするためにあるんじゃない。

本来、比較は…

人と違った自分を理解する物差しになったり、

人と比べるから、自分の得意不得意、好き嫌い、感覚の違いを感じることができたり…
そんな使い方でいいんだよね。

誰もがこの宇宙中で…誰1人として同じ存在がいない唯一無二の存在で、

キラキラしていて、無数に持っているもの達に、自分が気がつくことに、比較も使うだけ。

この人生は、キラキラ集め。
もうネガティブ集めは、完全卒業！！

また一緒に食べに行こ〜♪
1人でも行こうっと。
でも今度は、娘と3人で。かな♡